re:Invent 2025で食べたものほぼ全部 または私は如何にして好き嫌いを止めてチーズを愛するようになったか

この記事は ねこねっとアドベントカレンダー 1999 13日目の記事です


一週間で食べたものをほぼ全部載せる。

タイトルの後半は釣り。別にチーズは愛してない。でもアメリカで「チーズが嫌い」というと食べられるメニューの数が1/5(場合によってはゼロ)になるので自分としては頑張った気持ちになっている。

各食事の星は今回の期間における相対評価。

  • ★★★★★:最高、食べて良かった
  • ★★★★☆:うまい
  • ★★★☆☆:普通
  • ★★☆☆☆:食べられなくはない
  • ★☆☆☆☆:金返せ

Day 0

11/30(日)の夕方に日本を出て、8時間かけてシアトルまで飛び、国内線に乗りついで11/30(日)の夕方にラスベガスに着くプラン。時差-17時間で強烈な時差ボケになるかと思ったが、機内でそれなりに寝られたのと夕方のre:Invent会場下見でテンションが上がってそのまま太平洋標準時に適応できた。

JAL 機内食1回目 ★★★★☆

おかきミックスとスカイタイム スパイシーハンバーグ 限定ハーゲンダッツ

離陸後1時間ほどしてサービス開始。スカイタイム(ももとぶどう)をお願いしたところCAさんが「やっとご提供できるようになったんです」というから何かと思ったら、アサヒ飲料のシステム障害に巻き込まれて最近まで出せなかったらしい。

メインは鳥 or 鳥&豚からの選択だったので後者を選択。「スパイシーハンバーグ 胡麻風味のマスタードソース キヌアライス」。レンコンにもう少し食感が欲しいかなと思ったくらいで、機内食としては期待以上に美味しい。温かい味噌汁も貰えるし、食後には限定のハーゲンダッツも出てきてお腹いっぱい食べてそのまま寝落ち。

JAL 機内食2回目 ★★★★☆

塩そば

到着2時間前くらいに機内が明るくなって2回目。寝起きでこんなに食べられるかなと思いながら食べ始めると、エビの風味とやや強めの塩味でスイッチが入って完食。1回目のときもそうだけど、エコノミークラスでもちゃんと金属のカトラリーが出てくるのが好印象。

昼? ★★☆☆☆

dunkin is a lie

シアトルで無事アメリカ入国を果たし、ラスベガス行きの乗り継ぎで2時間ほどあったので軽めのお昼。空港内の売店で適当にパンとコーヒーを買ったら想像以上に味がなくて萎える。パンはモソモソするし、コーヒーはコーヒー風味の牛乳入り砂糖水。これで$11?という気持ちしかなかった。

バインミー

売店じゃなくて適当な店に入って食べればいいのにって?バインミーに$17+チップ(最低20%)を払う元気があるならどうぞ。

Alaska Airlines ドリンクサービス ★★★★☆

キニーネ入りのトニックウォーター

シアトルからラスベガスは2時間半ほどかかるので、こちらでもドリンクサービスがあった。炭酸が飲みたいけどコーラとかスプライトじゃ面白くないな…と思ってトニックウォーターを頼んだところ、日本にはほぼ存在しないキニーネ入りの製品が出てきてややテンションアップ。味の違いはわかりませんでした。「ライムいる?」って聞かれたので入れるのが普通なのかもしれない。入れなくても普通に美味しかった。

Matteo's Ristorante Italiano ★★★☆☆

ニョッキ ピザ

ホテルにチェックインを済ませて、会場と移動手段の確認を兼ねてVenetianに行き、SWAGのパーカーとウォーターボトルを回収したところで上司と同僚全員で晩メシ。7人いたので意外と入れる店がなく、適当なイタリアンに滑り込んだ。一応Googleマップの星は4.4らしい。

自分が頼んだのはニョッキ。正確に言うと頼んだ時点ではニョッキと認識できていなくて、メニューを指差しながら「これ(gnocchi)ください」した。食べてる途中で「なんかパスタっぽくないんだよなあ…芋っぽいっていうか…なんかこんなやつあったよな、ニョッキだっけ(検索)…えgnocchiってニョッキじゃん!!!」というアホみたいな展開。味は見ての通りで、ニョッキとトマトと肉とチーズの味がする。ずっと同じ味なので半分くらいで飽きる。

何よりビビったのは会計で、7人で1人1皿メイン + ピザ2枚 + 酒1杯ずつの合計が$500を越えた。これで1人1万か…という絶望が全員を襲う。

ニョッキにはペコリーノ、マルゲリータにはモッツアレラ、四角いやつは素のフォカッチャかと思いきや中にしっかりストラッキーノチーズがin。

+3 チーズポイント

Day 1

フライトの疲れで自律神経が壊れたのか、明け方3時くらいに汗びっしょりになって起きたりした。二度寝して起きたらちょうど日の出のタイミング(6時半)だったのでそのまま活動開始。

MGM Grand 朝食会場 ★★★☆☆

カリカリベーコン 甘いパン 朝から肉が充実

朝8:00からのセッションを予約していたのでMGM Grandの朝食会場で軽めに。ベリーのマフィンとカリカリベーコンとソーセージとスクランブルエッグ、野菜分ゼロ。取らなかったわけではなく、メニューに野菜が存在しない。かろうじてフルーツはあったけど、ここで外すのも嫌だなと思ってパス。マフィンがちょっとボソボソしてる感じには目をつぶって、いかにもな朝食メニューで楽しくなったからOKという判定。

AMおやつ ★★★☆☆

ドーナツの山 リンゴとバナナ

10:00にセッションを終えてロビーに出たらドーナツとフルーツの山がデプロイされていた。あとコーヒーと紅茶も。2時間通しで頭を使った分の補給だからと誰かに言い訳をしつつドーナツをひとつ。甘いドーナツと苦いコーヒーで慣れない環境にへばる脳へブーストを掛ける。

MGM Grand ランチボックス ★★★★☆

サンプルではなく本物 外で食べるにはちょっと寒い

昼食はサラダラップ的なやつのテイクアウトを選択。朝食と同じ会場で昼食も提供されるのだが、時間が11:00~13:00と決まっているのでこの時間帯にセッションが被っているときは事前にテイクアウトしておくか、外で食べることになる。不足していた野菜分を別添のサラダカップとオレンジで一気に補充しつつ、ボックスの隅にはしっかりとクッキーが入っていて「この国そういうところあるな」という気持ちにさせられる。

PMおやつ(判定なし)

クッキー 酒のつまみ?

15時ごろになるとまたおやつがデプロイされる。日と会場によってメニューが変わるのでどこにいても何かしら違うものは食べられる様子。この日は昼が遅めだったので写真だけ撮ってパス。

夜 ★★★☆☆

ピザ 肉

夜は招待されたイベントで酒を片手にフードをつまむ。途中で頼んだココナッツコリンズとかいう酒でキツめに酔ってしまい、ここまでの疲れと情報量の多さでメンタルがちょっとおかしくなって寝るまで「何だこの国」を連呼していた気がする。カリフラワーとかブラウニーも食べた気がする。

+1 チーズポイント

Day 2

「Matt Garmanのkeynoteをメイン会場で聴くなら遅くとも7時には並んでないと!!!」とAWS Japanの人にあおられたのを真に受けて5時起き。

ホテル自室で朝食 ★★★★★

コメ

飲み会翌朝の米とみそ汁は神(ほうじ茶もあるよ❤)

IN-N-OUT ★★★★★

じゃ、アメリカに戻ろうか。ということで昼はハンバーガー。事前の調査通りに「ハンバーガーをアニマルスタイルで一つ、普通のフレンチフライをひとつ、あとルートビア」をオーダー。いうてハンバーガーでしょ?と思っていたが、パンと肉は温かく、レタスは冷たくシャキシャキでちゃんとうまい。アニマルスタイルで追加されるオニオンの風味もアクセントになっていて良い。これで$10はめちゃめちゃコスパ良い。ポテトもアニマルスタイルにできるらしいがそこまでするとちょっとくどいというか、+1チーズポイントになってしまうので普通のポテトでよいと思う。

内装もレトロな感じでいい雰囲気だし、リーダー格の店員っぽい兄ちゃんがてきぱきと動きつつも丁寧な接客をしていて好印象。

PMおやつ at Wynn ★★★☆☆

この日は食事が美味しいと噂のWynnでおやつタイムを迎えた。おやつの味は普通じゃない?と思いつつ、金属の食器と陶器のマグカップが用意されているのを見て食事に気合が入っているのは本当らしいなと気付いたり。

Wynnに限ったことではないが、会場でコーヒーが用意されるときは必ず普通のコーヒーとデカフェがあり、ミルクも2%・スキムミルク・ハーフ&ハーフ・オーツミルクを揃えてくるあたりに文化を感じた。

Serverlesspresso ★★★☆☆

Expoでブースを回ってスタンプを集めるとSWAGが貰えるというイベントがあり、その一環でServerlesspressoへ。何分かに1回QRコードが表示されて6杯分オーダーを受け付けるシステムになっているので、オーダーできるまでブースのスタッフと雑談せざるを得ないという非英語話者には厳しいシステム。幸いAWSのサービス名は大体聞き取れるので、「じゃあ私はいまCognitoに登録されたんですね」みたいなことを言って時間を稼いだ気がする。

Targetの総菜パンとポテチ ★☆☆☆☆

悲しみの夕食

この日は夜にイベントがなかったので、お土産にするお菓子の仕入れも兼ねて大通りのTargetで夕食を探してみることに。サンドイッチやラップの類にはほぼ100%チーズが入っていて、かろうじてチーズの入っていない「Egg Salad Croissant」を見つけて買ってきた。

結果は大外れ。パンはモソモソ、たまごサラダは卵の味がしなくてディル?が香るばかり。ポテチも日本で食べるより明らかに塩がきつくて唇がピリピリした。滞在中で一番残念だった食事がここ。

Day 3

日の出とともにラスベガスを5kmマラソンしようぜ!!!というイカれたイベントが設定されているのでこの日も朝5時起き。

5k Run前の軽食 ★★★★☆

ブルーベリーヨーグルトスムージー

朝6時、ガチのランナーたちに混ざってアリーナに到着。荷物を預けてストレッチなどをしつつ、日本から持ち込んだカロリーメイトとブルーベリーヨーグルトスムージーで体にエネルギーを投入する。

5k Run後の朝食 ★★★☆☆

なんかのやつ

なんとか5kmを走り切ってアリーナに戻ってきたら、ランナー用にちゃんと朝食が用意されていた。メニューと中身を両方撮り忘れてしまったので写真がこれしかないが、「トルティーヤで辛いひき肉を巻いてみたら辛すぎたからチーズも入れて、あとスクランブルエッグも足してボリュームを出してみました」的なモノ。走った後とはいえ朝8時にキツいボリュームではあるが、ここでちゃんと補給しておかないと午前中のセッションで終わってしまうのでアリーナの椅子に座ってもぐもぐした。紙コップに入った赤いのはゲータレード。

+1 チーズポイント

Mandalay Bay 昼食会場 ★★☆☆☆

肉がデカい 入口からは肉が見えない罠

ビュッフェエリアが一方通行になっていて、入り口からはマッシュポテトと野菜しか見えなかったので「そういう日もあるのか~」と思ったら最後にスマホサイズのミートローフ・ゴルフボール大のミートボール・げんこつサイズのパンが並んでいて思わず「先に言えよ!」と声が出た。たぶんどこかにメニュー表は置いてあるはずなのでちゃんと確認しない自分が悪い。

味は特段美味しいという感じもなく、ミートローフは大味だしミートボールはみっちりすぎて硬い。同僚も同じ感想だったらしく、後で南に行くほど食事の質が落ちるのでは…?という話をした。このあたりで割と大きめの口内炎ができてしまい、刺激の強いものが口に入るともれなく涙目になる状態だったのもダメージを加速させる。あとしれっとサラダにチーズが入ってた。

+1 チーズポイント

PMおやつ ★★★☆☆

いちいちクッキーがでかい

この日の午後はAWS Jamというチーム戦で課題に取り組むワークショップをみっちり丸3時間。チーム対抗で課題を早くクリアするほど上位にいけるシステムなので外に出る余裕はなく、部屋の中でおやつが提供される。初対面のメンバーと4人チームを組んで、つたない英語でどの課題をやるとか何がうまくいかないみたいな話をしつつ、反映待ちのちょっとした時間に血走った目で「コーヒー取ってくる…」とかやってた。過酷。

夜 at Hard Rock Cafe ★★☆☆☆

ブラックアンドブルー かろうじて野菜 これをつまみに

夜はお呼ばれされて外食。スライダー2種、サラダ、チキン、プルドポーク、デザートにチョコチップクッキーとブラウニー。最後の2つを酒のつまみにするのはつらくない???と思ったがどこにいっても大体この2つはあるので需要があるっぽい。スライダーはどちらを選んでもチーズ入りだったのでBlack & Bleuを選択。ブルーチーズ的なことだったのかもしれないがこれまで食べたことがないのでわからず。ピクルスの酸味が強いなあくらいしか記憶がない。

+1 チーズポイント

Day 4

朝イチのイベントがないので7時くらいまで寝てた。その代わり、この日の夜はre:Playがあるので夜更かしが確定している。

MGM Grand 朝食会場 ★★★☆☆

スクランブルエッグを返して

Day 1と同じメニューを期待して行ったらスクランブルエッグがカップ入りのオムレツ?になっていた。マイナス10点。この日は時間に余裕があったのでベイクドポテトとかフルーツも取ってみたが、特別美味しいものも美味しくないものもなくて普通だった。メロンは硬いので日本の感覚で食べるとウッとなるかもしれない。風味はちゃんとあるので熟していないわけではなくて、そういうものなのだろう。オレンジジュースは濃くて美味しい。

Wynn 昼食会場 ★★★★★

Wynnしか勝たん どこにでもクッキー

一度くらいはWynn飯を食べておかねばと思って、Mandalay Bayのセッションが終わったら即シャトルバスに飛び乗って移動。ギリギリ間に合った。

「会場ホテル間の移動くらいで大げさな」と思いましたか?この2つのホテル間は道のりで約6km離れています。部屋からシャトルバス乗り場までの移動で10分、シャトルバスに15分、降りてから昼食会場までまた10分かかります。そういう規模です。

re:Invent会場の食事ではこのキューバサンドが一番美味しかった。トーストされたパンとしっかりした肉にチーズの塩気が合わさっていながら、全部混ざって大味にはなってはいないバランス。そこにポテチで固めの食感を補っていく。そこにトマトベースの温かいスープ。最高。しかもスープはセルフサービスではなく、スタッフがひとり分ずつ器に盛って渡してくれる。「スプーンをお忘れなく」の声掛けも忘れないホスピタリティ。Wynnの家の子になりたい。

デザートのクッキーとかブルーベリーチーズケーキも美味しそうだったけどさすがに入らなかったので断念…

+1 チーズポイント

MGM Grand フードコート ★☆☆☆☆

致死量の揚げ物

re:Play会場のフードは激混みという情報を得て、先に腹ごしらえをしてから行こうということでホテルのフードコートへ。ジャンキーなやつなら大きく外すことはないだろうとチキンウイング&ポテトを頼んだのだが、結論から言うとここは外れだった。チキンは下味なし、衣も特になしでただ表面が加熱されてカリカリになっているだけ。ポテトは揚げすぎ。ドリンクは巨大。確かに腹は膨れたけど膨れただけだった。

ちなみにこれで$37。アホ。

re:Play(判定なし)

前情報通りフードエリアはどこも長蛇の列だったのと、腹が膨れすぎていたので現地ではビールのみ。メインステージは爆音なので、来年以降行く人がいたら絶対にライブ用の耳栓を持って行った方がよい。

Day 5

re:Playのメインステージを最後まで見て部屋に戻ったらすでに1時。7時の飛行機に乗って帰るので5時にはチェックアウトせねば、ということで徹夜。おみやげをスーツケースに詰めたり、Misskeyをしたり、シャワーを浴びたり、Misskeyをしたりしてたらあっという間だった。

DUNKIN EXPRESS ★★★★☆

DUNKIN

爆走タクシーで空港へ向かい、セキュリティチェックを抜けて飛行機に乗れることが確定したところでダンキンドーナツをキメる。普通のグレーズドにしたので鬼のように甘いということもなく、ハッシュポテトの塩気と交互に楽しんであっという間に完食。オレンジジュースもさっぱりできて良かった。

American Airlines 機内食1回目 ★★☆☆☆

ビーフ

Chicken or Beef?でBeefを選択。ラベルには「BEEF TAIWANESE」とあった。ルーローハン的な方向だと思うのだが妙に辛くて口内炎に刺さる。そしてご飯はパサパサ、パンは半分凍ってた。フレッシュサラダは何の味もしなくて、オリーブオイル with バルサミコをかけたらその味しかしなかった。上に載っていたのはチーズっぽいけどその味もわからず。ただしブラウニーだけは美味しいと思った。この国はブラウニーだけはいつでもまともに提供されるらしい。

+1 チーズポイント?

American Airlines 機内食2回目 ★★☆☆☆

ヌードル

Eggs or Noodles?でNoodlesを選択。1回目と味がモロ被り。麵の食感はなし。色が若干おかしいのは機内が暗かったからで、人が飯を食おうというのに明るくする気もないのかよとやや怒りが湧いたのを覚えている。メロンは相変わらず硬い。カトラリーも竹か何かのショボいやつだし、この機内食を楽しみにしろというのは無理だろと思った。

おわりに

家に帰って白米とみそ汁と焼き魚を食べたら美味すぎて胸焼けするまで食べました。口内炎は薬を塗って寝まくったら治りました。

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